2012/08/31

Grimes @HMV RITZ,Manchester


8月30日

電車に1時間乗り、マンチェスターに戻ってきた。
なぜマンチェスターに戻ってきたかというと、Grimesのライブを見る為だった。


Grimesとはカナダ、バンクーバー出身で若干24歳の奇才な女の子(本名クレア)のことである。

今年始めに4Adという大御所レーベルに移籍し2月にアルバムを出すまで知らなかったのだが、彼女のサブカルチャーなアートセンスや難解な歌詞、ベッドの上でラップトップのみで作ったというポップだがアウトローな電子音の曲たちが完全に僕を支配していた。


ちょうどマンチェスターでやるとの事だったので、チケットはネットで購入した。

19時半ごろ会場に着く。レセプションでネットで購入したと言い、カードを見せたらすぐにチケットを渡された。
チケットは£10(1250円)安すぎる。


会場に入って失敗に気付いた。




腹が減りすぎていた事だ。再入場はできないらしい、しかもGrimesは21:45スタート?
遅い!


仕方なくビールを飲む。
食べ物はポテトチップスとポップコーンしかなく、仕方なくポテトチップスを齧る。


一人でビール片手にポテチってどんだけポテトチップス食いたかったんだよあいつ、というような視線を浴びた。






前座の2組はしんどかった、良くない、かといって特に面白い訳でもない。







そして、ようやくGrimesが登場した。










登場し、意外と背が小さくシンセやシーケンサーを忙しそうに操作してる姿は非常にかわいらしかった。多分予定していたプレイができることは無いのではないかと思う程不安定な演奏だった。隣りに長身の男がドラムパッドらしきものを叩いていたが、そこからは全く音が出ていなかった。彼は一体何しにきたのか謎である。さらにバックに流れていた映像は彼女自身やあの映画のトトロの映像やエヴァンゲリオンといった全く音楽と合わないところもただただ奇妙としか思えない。

観客の半数以上は彼女の音楽からいつものテンションで、ただ踊りに来たという人が多かったかもしれない。だが低音はNightmusicという曲を除きわざとふわふわさせていて、踊れない。



だがこの妙でアウトサイダーな彼女のパフォーマンスはかなり痺れた。
研究段階でまだまだ未完成なプレイではあるが、曲のセンスはやはり良く今後もっと音やプレイスタイルを改善したらもっと面白くなると(勝手に上から目線で)思った。




グッズも凄かった
Tシャツは売り切れ,LP,CDと続き、その下は。。。

なんとも彼女らしいものでした。





1.Symphonia IX (My Wait Is U)
2.Vanessa
3.Circumambient
4.Obilivion
5.Be a Body
6.Nightmusic
7.Genesis
(encore)
8.Phone Sex (feat.Grimes)




おわり