2012/08/22

マンチェスター 休息編

8月20日

 ロンドンユーストン駅からVirgin Trainのマンチェスター行きがキャンセルになり1時間遅れで次の電車に乗った。車内は非常に奇麗で、写真を撮るのを忘れたが洗練されていた。喉の調子が悪く、咳とたんがよく出る。もしかしたら風邪かもしれないと思う。






しばらくすると、かなり奇麗な女性が隣りに座る。紅茶を飲みながらサンドウィッチ片手に雑誌を読んでいる隣で僕の咳が止まらない。「すいません」と言うも「全く平気よ」と彼女が言うのが申し訳ない気分になり、咳き込むのをちょっと我慢した。旅行でずっと鉄道で旅しているのが興味を持たれたが、だんだん僕の喉がかゆくなってきた、まずいな。唾を飲んでごまかすも、咳払いして立て直そうとした次の瞬間、のどの奥がさらに奥に吸い込まれるような感覚が襲う。(ようするに吐きそうになる)まずいこのままだと、周りの人に迷惑をかけるし「ああ酔ったんだな」と勘違いされる。口を少し押さえ、思いっきりゴクリとつばとその他を飲み込む事に成功し、事なきを得る。しかしその直後、こんどは胃が信じられないくらい痛くなった。なぜかわからない。胃はおそらく「また戻ってきたのか」と怒り、痛みを放出してるにちがいないと思った。しばらくすると胃の機嫌も直り元通りになるも、喉のかゆみからいつまた吐き気が来るかわからなかった。




2時間後、無事マンチェスターに着き、昨日予約してあったユースホステルを探すも、全くわからない。人々に聞くとタクシーが一番いいと言われ。タクシーを使った。£6。

ユースホステルは水路のほとりにあり、両サイドがレンガ製の鉄道の高架に挟まれ、ホステル自体もレンガで作られていた。とても奇麗な水路に気持ちが落ち着きしばらく長旅の休暇にしようと決めた。



しばらく横になると、今度は肩が激痛に襲われる。こんな痛みは初めてだったので怖いくらいだった。横になっても痛い、寝ながら苦しむ。
左肩も痛いが、より右肩の方が強烈な痛みだ。じたばたしてもしょうがないのでとりあえずアスピリンを飲む事にした。しばらく痛みはつづいたが1時間くらい経つと楽になった。

ふう。よかった。その後強烈な眠気とともに昼寝。


おそらく、バックパックの重みの疲労から来る物だろう。。




起きると夕方になっており、散歩する事にした。
今日はあちこちでパブに人が食いついている、そうだマンUの初戦なのだ。僕もビール片手で観戦する。
「香川を見に来たの?」
地元サポーターはみんなこう聞いてくる。

試合は残念ながら負けたが。ウェルベックが倒された瞬間や香川が後半最もゴールに迫った瞬間は「ヴー!」という低い声がパブ中にこだました。

試合が終わると、客たちはみんな笑顔で会話していた。

「香川サイコーだよ、今日は負けたけど次から全勝だよ」
「チームがまだまとまっていない、だけどルーニーと香川は良かったよ」
「ルーニーと香川が連携したらシティなんかに負けない」


と、嬉しいことに香川絶賛だった。