2012/08/07

東へ西へ、[1日目]

ウラジオストクについた。

周りは青々しい木々が延々と続き、建物はあまり無い。
ここがユーラシア大陸の東の果て、極東なのだ。

成田を予定より1時間近く遅れて出発した。若い中国人の3人組がトランジットか
なんかの理由で遅れてきたのだろう。
機内は意外とガラガラで3人がけの席は僕一人だけで、非常に快適だった。
間もなく予想外の機内食が出る。しかし、ハンバーガー大のパン一個と消極的だった。だが、よくみると中にハムとチーズが申し訳なさそうにいる。
2時間はあっという間だった、日本時間は19時のはずなのだがウラジオストクは日本より時差が2時間進んでおり、とても明るいのに21時になっていた。

緊張の入国審査。ロシアは世界有数の厳しい入国審査だと聞かされている。
すると、先ほど遅れて来た若い中国人3人組。何やらフラフラしてるし、ぺちゃくちゃ喋っていてうるさい。落ち着けと言いたい。
僕は何かあっても大丈夫なように列の後ろの方に並ぶ。
ビザもあるし、鉄道のチケットもあるし、ホテルの予約の紙もあるし、まあなんとかなるだろう...

僕の番になった。パスポートを渡す、スタンプを押され何も言わずに返却される。
あっけなく終了した。何も聞かれなかった。
なにやら、となりのブースで例の中国人たちが一悶着やっている。ビザを持っていない、そんな風に聞こえた。おいおい、お前らロシアにビザ無しで来たらあかんぞ。

こんな簡単でいいのかと思うほど呆気なく解放された。
外に出ると、空港はずっと小さく見えた。目の前の駐車場の車もまばらで、皆それぞれマイカーに乗って行く。








もうバスや鉄道はないので、タクシーかヒッチハイクしか無い。
さっき後ろに日本人がいたので聞けば良かった。しかたなく、タクシーを探すが1台目のおじさんは英語全くだめ。ジェスチャーで伝えるが、わからないらしい。その時ふらふらとアンオフィシャルなタクシー運転手が来た。
2000ルーブルでどう?(5000円くらい)まあ、50kmくらいあるらしいし、高いがそのくらいかと思い乗車。途中、事故や工事で渋滞し予約してあった
See You Hostelを探すのにも苦労した。

そう、今いるホステルはマンションの1室なので看板等一切なく到底僕一人では辿り着かなかっただろう。ついたらついたで、英語喋れる人が後30分ほどで帰ってくるから待てと言われたり、そもそも予約しておいたのだがそれが意味なかった。
しかも名前も国籍もパスポートも見せてない。大丈夫かここ?



今日はウラジオストクを少し観光しようと思う。明日はいよいよシベリア鉄道の出発。