2012/11/18

バルト3国バス紀行


バルト3国をバスで3日間走り抜けた。各国の首都であるタリン、リガ、ヴィリュヌスに1泊づつし、最後はヴィリュヌスからバスで8時間かけ、ポーランドのワルシャワまで行った。


まずは、エストニアのタリン。


船から降りて、ホテルに着いてメールで案内された通り番号を押し、キーを開けてもらう。建物は古く玄関の中は異様に暗く、嗅いだことのない異様な匂いが漂っていた。ホテルは一人約1500円くらいだがダブルでシャワーもついており、割と広めな部屋だった。オーナーも気さくなおじさんで、英語もまあまあ通じる。




一息ついて、街へ出た。





我々のいる場所は、旧市街にあたる場所なので、そこまで寂しい町並みではない。おなかが減っていたので昼ご飯を食べようと、レストランを探した。レストランの前に貼られたメニューを見て驚いた。ここはユーロが使えるのだが、間違っているのではないかと思うほど安い。割と感じの良いイタリアンレストランに入り、サーモンのカルパッチョとパスタにワインをデキャンタで頼んだのに一人1000円くらいだった、それだけではなく味がとても良かったのも感動した。









 翌日はラトビアの首都リガへバスで4時間半かけて移動した。

バスは非常に快適だった、トイレはあるし車内はとても奇麗で、さらにWi-Fiもあってコーヒーも飲み放題らしい。だが一番の驚きなのは価格の方で、ひとり1700円くらいなのだ。距離からすれば、大体東京-京都間くらいか。至れり尽くせりで、快適に移動することができた。
 バスからの景色はなかなかおもしろいものだった。首都以外はほとんどなにもなく、ただ森や田園風景が延々と続いた。道もしっかりとしたものではないが、独特な雰囲気があった。





リガに着き、ホテルにチェックインした。ホテルは旧市街に位置し、これまた奇麗で大きな部屋だった。これでひとり2000円くらい。物価はとてつもなく安い。

旧市街をうろつき、看板のメニューを見ながらあるレストランに入った。店内の佇まいや雰囲気からして、東京だったらコースで一人1万円はくだらないと思えるレストランであった。どきどきしながらメニューを見ると値段が異様に安い。
ビール、ワインに、アボカドとスモークサーモンとキュウリが細かく刻まれて奇麗に象られたサラダ、メインには鴨肉のスモーク、これで一人1500円くらいだった。

部屋に戻り、長風呂をしたらのぼせて気持ちが悪くなりぶっ倒れてしまった。体調管理は苦手である。




翌日は早めにバスステーションへ向かい、またしても快適なバスに乗り、バルト三国最後のリトアニアの首都ヴィリュヌスへ向かった。

バスの快適さと値段の安さにまたしても驚いた、なんと今度は3人がけのシートだった!まるでグリーン車のようだった。

バルト三国はすべてLux Expressという会社のバスに乗ったのだが、値段は信じられないくらい安いしバスはすべてトイレ付きでシートはとても快適でWi-Fiもついていた。バルト三国へ行くなら鉄道よりぜひLux Expressのバスをお勧めしたい、値段も同じくらいのモロッコのバスとは比べものにならない。何時間でも苦痛を感じずに移動できるだろう。





そしてヴィリュヌス。

ホテルからの眺望。


残念ながら体調が思わしくなく、翌日は8時間バスに揺られなくてはならないので、ほとんど観光のようなものはできなかったが、ロシアにはない古い町並みが心を落ち着かせた。