2012/09/25

Norah Jones@Campo Pequeno

今日はロンドンにいるときに買っておいたチケットでNorah Jones(ノラジョーンズ)
のライブを見に行く事にした。


なんと場所はリスボンの中心街にある闘牛場でやるらしい。
闘牛も見たかったが、仕方ないが今日はノラジョーンズで我慢するかという気分で望んだ。

なぜこんなに気楽なのかというとチケットが€25(2500円)だったからだ。
ノラジョーンズを日本で見ようと思ったら8000円ぐらいすると思う、タイミングも良かったしラッキーだった。



会場に着いた。闘牛場を見るのは初めてだったので、そのフォルムに驚いた。





すぐ暗くなってきて、会場が開いた。




客席はこんな感じ。
 丸い!さすが闘牛場。しかも€25の席だが、会場が小さいおかげでとても見やすそうだ。






ノラジョーンズ(以下ノラ)のライブは初めてであったが、グラミー賞をいくつも取るようなやつがやうような大掛かりでくどいスタイルではなかった。

前作の時ツアーで参加していたという、巷で有名なドラマー、ジョーイ・ワロンカー氏の姿は無かった。今作のアルバムでも叩いていたので期待したが、都合が合わなかったのか別のドラマーになっていた。もし、彼が叩いていたならば、とんでもないライブになった事は間違いないであろう。なぜなら、彼の作り上げたドラムパターンは他の者がプレイしてもやはり聞き心地がよかったからだ。


今年出した''Little Broken Hearts''の曲たちは見事だった。ノラの初期があまりにも大きく取り上げられているため、ファンの間では最近の彼女の方向性にはやや賛否両論のようだが、僕はその逆で数年前からのノラの方が好きで、特に今作は申し分ない出来上がりだ。Beckの''Modern Guilt''をプロデュースしたデンジャーマウスとの共同制作だった今作は、確実にクリエイティブだが以前より商業的にはリスキーな作品だ。その事によって見事な作品になったのだと思う。



彼女も、過去の曲は極力避けているようで、初期2作からはおなじみ''Sunrise''と''Don't Know Why?''しかやらなかった。この2曲も前者は、マイク1つで、メンバー全員がステージ前で軽く演奏するというスタイルに留まり、後者はピアノのみでの演奏であり、おそらくノラは今回のツアーからこの2曲は除外したいのであろうと想像した。しかし、この2曲をやらなかったらファンは大ブーイングなんだろう。ファン思いなノラだ。





能書きはいいとして、それにしてもここのお客さんの反応がおもしろい。
曲の途中のグッと来る瞬間にかならず拍手が起こる。こういうのはあまり経験した事が無いので、見ていて楽しかった。声援もすごい、冗談をノラに言うとノラもそれに応じる。



「オブリガード、ベリーマッチ」を連呼するノラには場内大爆笑だった。


set list:
1.Good Morning
2.Say Goodbye
3.Take it Back
4.Chasing Pirates

あとは、覚えてない。。




翌日、バスと船を使いモロッコへ行こうと計画していたのだがこの間のチャンピオンズリーグ観戦の為資金難で格安航空券を探したら、わずか€90のカサブランカ行きのチケットを発見した。陸路と船で行くよりずいぶん安いし(バス€60,船€30鉄道€30)体力的にも時間的にも飛行機はありがたい。出発前は飛行機は邪道だと思っていた人とは思えないほど迅速にチケットを入手した。
そうして、初めてのアフリカ大陸上陸となるモロッコへ飛び立つのであった。

飛行機、ボロボロ。。。。

シートボコボコ、足下のプラスチックの壁が割れてる、しかも臭い。。。。

大丈夫か?ロイヤルエアーモロッコ。


だが、モロッコ自体のほうがもっともっと衝撃的だった。


つづく