2012/11/20

ポーランド漫遊記

ワルシャワからチケット売り場のおばちゃんの英語が通じなさに驚きつつ電車で3時間ほどでクラクフに着いた。






クラクフは濃い霧に覆われていてすぐ先が見えないほどだった。旧市街の近くに泊まっていたので街並みはどことなくバルト三国のそれと似ていたように見えた。古いトラムが走り、石畳を縫うように車がひしめき合いながら走っていた。歩道は広く、歩くたびに昔の映像で見た悲惨な時代のポーランドを思い出す。






絢子さんの友人の夫であるピアトル君(Pちゃん)と、日本人でこちらで絵を描きに来ているちかちゃんと合流した。

ポーランド料理はおいしい、チキンカツレツに水餃子のようなもの、パンに付けるラード。何でもおいしい。





そして翌日はPちゃんの運転でアウシュビッツと岩塩湖に行った。





いくつものバラックにそれぞれ展示物があり、それを全部見ると丸一日掛かりそうだった。





有刺鉄線は今もなお、人々をはねのける役目をになっているようだ。





写真はたくさん撮ったが、やはり実際のものをこの目で見たときの方が衝撃的だった。後に残った写真はどれも過去の記憶でしかなかった。






人々はここでおろされ、選別されていった。






気持ちを切り替え、岩塩坑へと向かった。


ポーランドは結局クラクフからベルリンへ移動する形で去ることになった。ここまで充実したのはPちゃんとちかちゃんのおかげだ。



翌朝、早朝に空港に移動したものの霧が濃いため続々と飛行機のキャンセルがアナウンスされる。僕らはエアベルリンという割と安めの航空会社だった。



結局出発ロビーで3時間も待ち、バウチャーでコーヒーを飲み、やっと出発してくれた。




いざベルリンへ。