2012/10/28

Höfn~Seyðisfjörður





Höfnを出発してこの日はアイスランド東部の奥地Seyðisfjörður(セイジスフィヨルズル)に向かった。今回は道のりがかなりハードで、砂利道、凍結路、崖っぷちと恐怖を感じる箇所がいくつもあった。相変わらずの圧倒的な景色は健在だが。





崖っぷちゾーン、肝を冷やすような道であった。


国道1号線はアイスランドで最も重要な国道で、島内1周を1339km掛けて一周するのだが、国道とは言うものの、砂利道や凍結は当然、橋では1車線(ゆずり合い式)だったり、羊が道を通過したりと危険が多い道だ。

南部は比較的緩やかな道が多かったが、東部を海岸から山間部へ移ったときに一気に景色が変わった。









ほとんど対向車がこないので、道の真ん中を走るのが吉。

峠で次の街が微かに見えてきた。ここはさすがに寒かった。車の温度計は-10℃を指していた。

山小屋か休憩所か


東部最大の街Egilsstaðir(エイイルスタジル)についた。
僕らの今夜の目的地はセイジスフィヨルズルなのでここからさらに山を越え、30kmほどある。ちょうどアイスランドではおなじみのスーパーBONUS(ボーナス)があったので夕飯の買い物をした。



買い物も終わり、車に乗り込み次の街へ向け山越えを果たす。
途中の峠からやはり街が見えた、あれがSeyðisfjörður(セイジスフィヨルズル)だ。




かなり慎重に運転し、すべらないように4WDモードにして走行した。

街に着き、ユースホステルを見つけたのだが、いつものように留守であった。街を徘徊し、割と大きいホステルを見つけた。

POST HOSTELと言う名前だ。中に入るとやっぱり管理人の姿は無く電話で交渉する。
「明日君らが出る時にお金を取りにくる、部屋は206に泊まってくれ」と言う。なんと自由なゲストハウスだこと。これじゃあ30人くらい一緒の部屋に泊まってもわからないな。




夕飯は焼きそばにした。麺はアムステルダムで購入、野菜、肉はアイスランドのもの。




夜になり、オーロラハントに出掛けた。
山道を登り、北側の空に注意する。すると、小さいがもやもやと光る物体があるではないか。オーロラだ。

我々は興奮し峠に移動するが、急に雲が増えてきて見えなくなってしまった。しばらく待つもののやはり出てこない。逆の街側には月明かりで凍った湖が反射していた。

UFOが降り立つようなこの風景は何とも信じがたい現象であった。


寒さの中部屋へ戻り、ベッドに入り込み気がつくとセイジスフィヨルズルの朝を迎えた。