その日は、カルカソンヌの街を一日散策する事にした。
フローレンスは子供たちの送り迎え、片付け共に忙しくこなす。見ていておもしろい、手際よく仕事をこなすがたまに忘れ物をしたりと、とちる事もある。
だが、何もかも判断が素早くてきぱきと行動するタイプだ。愛車はルノーのお古で常にバッテリーランプが灯っていた。運転は結構飛ばす方で一般道の田舎道で平気で90km/hを出す事もしばしば。
エリーゼやシモンは相変わらずフランス語で喋ってくる。なんとなく何を言っているのかわかるが、こちらが話せないのが悔しい。
のどかな道をひた走り、街の中心にドンと構える城がある。その中には街があり、現在はレストランや観光客向けの商店が並ぶ。
ぶどうだけではなく、リンゴ、あんずといった様々なカルカソンヌのワイン。
フランスのサラミっぽいソーセージ「ソーシソン」
お腹が減ってきたので、家から持ってきたパンなどでピクニックをする事になった。
いままでピクニックなんて金持ちで平和な家族がするものだと思っていたが、それは大間違いで非常にリーズナブルで手作り感があるので味も格別でカフェやレストランでランチなんかするより断然格安で楽しい。手作りと言っても、料理を持ち込んできた訳ではなく、フランスパンにトマト、きゅうり、チーズ、生ハム、カニのパテやたらこ風のパテ。先ほど買ったソーシソンなどを挟んで食べるだけだ。そこに、赤ワインとさっき近くで買ったアプリコットのワインが加わる。
ピクニックをした後、新市街を散策しているとすぐに夕方になっていた。
カルカソンヌは今まで来た街の中でも一番と言っても過言ではないくらい平和で安全な街だ、理由は簡単で若者が少ない。若者はこの街から巣立って大きなトゥールーズやパリなどに移動してしまうらしい。だから騒ぐような人もあまりいない、かといってこの街が暗いわけでもない。
近くのカフェに入った。オリーブが新鮮でおいしかった。
そして夜の城壁
夕飯は城壁内のレストランで食事をした。
そこまで格好を気にしなくてよい雰囲気のところで、サラダ、メイン、デザートとワインでだいたい€20だった。味にも見た目にも満足して20ユーロは安いと感じた。
なぜか会話は終止Bat For Lashesや音楽の話題で持ち切りだった。そんななかBeirutの''A Call To Arm''の船の出発を告げるような合図と共に''Nantes''がムーディーにレストランを包み込んだ。来る''Sunday Smile''ではそこにいるほとんどの客が曲にリズムを取っているような気がした。
やがてメインが来る。
デザートは何が良いかと言われるも、フランス語に苦戦し悩む。マカロン、アイスクリーム、ミルフィーユ。。。こうなったら逆に全くわからないものを頼もうと思った。スイーツやデザートにはもともと疎いし、キウイや洋梨が出てきたらアレルギーで食べられない。うーむ。
''Paris Brest'?これは食べた事が無かった。聞いてみると「とても有名だわよ」と言われた。
そしてパリブレストが現れた。
これはこれは。芸術品のようなパリブレストちゃん。
(だけど、こんなもんばっか食ってるからどんどん太っちゃうんだろうな。)
お腹いっぱいになって家路に着いた。
充実した生活も明日が最後。
またつづく
フローレンスは子供たちの送り迎え、片付け共に忙しくこなす。見ていておもしろい、手際よく仕事をこなすがたまに忘れ物をしたりと、とちる事もある。
だが、何もかも判断が素早くてきぱきと行動するタイプだ。愛車はルノーのお古で常にバッテリーランプが灯っていた。運転は結構飛ばす方で一般道の田舎道で平気で90km/hを出す事もしばしば。
エリーゼやシモンは相変わらずフランス語で喋ってくる。なんとなく何を言っているのかわかるが、こちらが話せないのが悔しい。
のどかな道をひた走り、街の中心にドンと構える城がある。その中には街があり、現在はレストランや観光客向けの商店が並ぶ。
ぶどうだけではなく、リンゴ、あんずといった様々なカルカソンヌのワイン。
フランスのサラミっぽいソーセージ「ソーシソン」
お腹が減ってきたので、家から持ってきたパンなどでピクニックをする事になった。
いままでピクニックなんて金持ちで平和な家族がするものだと思っていたが、それは大間違いで非常にリーズナブルで手作り感があるので味も格別でカフェやレストランでランチなんかするより断然格安で楽しい。手作りと言っても、料理を持ち込んできた訳ではなく、フランスパンにトマト、きゅうり、チーズ、生ハム、カニのパテやたらこ風のパテ。先ほど買ったソーシソンなどを挟んで食べるだけだ。そこに、赤ワインとさっき近くで買ったアプリコットのワインが加わる。
ピクニックをした後、新市街を散策しているとすぐに夕方になっていた。
カルカソンヌは今まで来た街の中でも一番と言っても過言ではないくらい平和で安全な街だ、理由は簡単で若者が少ない。若者はこの街から巣立って大きなトゥールーズやパリなどに移動してしまうらしい。だから騒ぐような人もあまりいない、かといってこの街が暗いわけでもない。
近くのカフェに入った。オリーブが新鮮でおいしかった。
そして夜の城壁
夕飯は城壁内のレストランで食事をした。
そこまで格好を気にしなくてよい雰囲気のところで、サラダ、メイン、デザートとワインでだいたい€20だった。味にも見た目にも満足して20ユーロは安いと感じた。
なぜか会話は終止Bat For Lashesや音楽の話題で持ち切りだった。そんななかBeirutの''A Call To Arm''の船の出発を告げるような合図と共に''Nantes''がムーディーにレストランを包み込んだ。来る''Sunday Smile''ではそこにいるほとんどの客が曲にリズムを取っているような気がした。
やがてメインが来る。
デザートは何が良いかと言われるも、フランス語に苦戦し悩む。マカロン、アイスクリーム、ミルフィーユ。。。こうなったら逆に全くわからないものを頼もうと思った。スイーツやデザートにはもともと疎いし、キウイや洋梨が出てきたらアレルギーで食べられない。うーむ。
''Paris Brest'?これは食べた事が無かった。聞いてみると「とても有名だわよ」と言われた。
そしてパリブレストが現れた。
これはこれは。芸術品のようなパリブレストちゃん。
(だけど、こんなもんばっか食ってるからどんどん太っちゃうんだろうな。)
お腹いっぱいになって家路に着いた。
充実した生活も明日が最後。
またつづく