Showing posts with label Belgium. Show all posts
Showing posts with label Belgium. Show all posts

2012/08/21

Pukkelpop 核心編


あの喧騒からテントが一瞬にして作れたので、少し休んですぐ会場へ行く事にした。

一人のフェスが始まった。会場に入ると、人が考えられない程多く、砂埃が凄く、さらに始まって4時間くらいなはずなのにもうゴミが散乱していた。あちこちに男性用トイレが設置されていてとても臭い。こんな劣悪な環境のフェスは初めてだなと思った。過去にレディオヘッドを見にこのプッケルポップに来た事があるが、ゴミは多かったがここまで劣悪じゃなかった気がする。まあともかく何か見よう。








Snoop Dogg@Main Stage (14:30-15:30)

初めて見たのだが、もの凄くかっこ良かった。伝統的で頑固なHip-Hopという感じ。


Of Monsters And Men@Marquee(15:25-16:15)

これも初めて、アイスランドのバンドで先日ビルボードチャートを賑わしたという。見た目はアーケイドファイアっぽい、ヨーロッパの少女たちが好きそうな牧歌的な演奏だった。シングル曲の異様な盛り上がりに驚いた。



Santigold@Main Stage(17:40-18:30)

最初はなんでこんなやつがメインのいい位置でやるんだよというような、情けないセットと見た目だった。santigoldは歌のみで両サイドに黒人の意味深な緩い踊りが2人、あとベースとドラム、シンセだった。が、途中らへんからそのグルーヴ感とビートにドキドキしてきた、あっという間に体は動いていた。日本にはちょっと来なさそうだなとも思った。曲はDisperate Youthがよかった訳で、後にニューアルバムをすぐに買った。(サマソニ08に来てたらしい)

Hot Chip@Marquee(20:00-21:00)

かなり見たかったが後でも見れそうなので、今回は数曲だけにした。なんといってもドラムがSarah Jonesだったことだ!本当に素晴らしい演奏をする人だ。



ここからライブの核心を書きます。


Bjork@Main Stage(21:15-22:45)

トリ前はBlock Partyで早々と終わったので、モッシュピット行きを決めた。モッシュピットは日本では考えられないくらい空いていたしゴミの量がもはや処理場近い量になっていた。さあ、始まるぞと気合いを入れた。だが、開始直前までモッシュピット内はほとんどのひとが地べたに座っている(因に近年のフジロックのように椅子を持って座っている奴は全体で2人くらいしかいなかった)ぽつぽつ立ち始め、全員が立ったくらいのとき会場のライトが消える。しかし、まだ21時とはいえまだ夕方で明るい、こんな感じでBjorkが見れるのもなかなかないだろう。

bjorkはゴムのチューブを体中に巻き付けたようなドレスで登場した、さぞかし動きにくそうで、頭にはバッハのような髪型の青色のカツラを被っていた。曲の構成はやはりBiophiliaからが多い、過去の曲になると歓声はすごかった。確かに過去の曲になるともの凄く感動した、特にHidden Placeの映像は信じがたい程良かったからだ。どんなものかというと海底の深いところで、ヒトデやウニ、タコといったものがうようよと早回しで動いている。何やらアザラシらしき死骸が映る。その死骸にヒトデやタコたちが口や目からアザラシの中に侵入してく、しかも大量に。やがてアザラシはもぬけの殻になるという映像だった。
確かにHidden Placeだと思った。

電気のながれるおもちゃやスクリーンといった今回は遊びご心が多かった印象を受ける。なかでも、気付かれにくいが遠隔操作のパイプオルガンには驚いた。

「今年最後のライブだからよく見ていてね」
そう言っていた。今年ではなく一生の最後にならない事を願いたい。
フェスのつらさや体力の消耗との戦いもあったせいか、心底感動した。

1.Cosmography
2.Hunter
3.Thunderbolt
4.Moon
5.Hidden Place
6.Unraval
7.Crystaline
8.Virus
9.Heirloom
10.Joga
11.Hollow
12.Pagan Poetry
13.Mutual Core
14.Pluto
15.Nattura
(encore)
16.Possybly Maybe
17.Declare Independence







Nicolas Jaar Live @Casttello(22:30-23:30)

Bjorkも終わり、一息つく間もなくNicolas Jaarへ急いだ。意外にも客は少なく出入りが激しかった。ムーディーなトランペットに浮遊するようなシンセ群に力強いキック。なんとも心地良い音楽だ、体験できて幸せだった。最新のニューヨークを実感した。

Feist@Marquee(23:20-0:20)

なんだかとてもCat Powerが見たくなってしまった。。。

Netsky@Mainstage(23:40-0:40)

クロージングとして出ていたのだが、今まで名前を聞いた事が無かったので、どんなものか見てやろうと思った。
Bjorkよりもお客が多かった事に驚く。そしてライブが始まったのだが、ドラムンベースやトランスが混ざったような感じだった。日本ではこの位置は絶対に無いだろうと思った。











イヤー疲れた!!

テントに入ると、(何も盗まれてなくて良かった)すぐに眠ってしまった。
本当に疲れたフェスだった。結局日本人はおろか、東洋人は一人も見なかった。終始どアウェーな感じでした。


朝起きて、テントを片付けるも隣りの人に手伝ってもらい、昼過ぎに電車に乗りブリュッセルへ戻った。ロンドンまではユーロスターで2時間半。


もうすぐだ。




Pukkelpop 奮闘編


序章。


 目の前に現れたのは、コカコーラやベルギー国鉄やラジオ局などの広告の数々。エントランスにはチケット交換の列が5列くらいあるがどれも長蛇の列。客層は白人の若者がほとんどで男の半分くらいがなぜか上半身裸でスキンヘッドだ。必ず右手にベルギーの国民的ビールJupilerがあることも忘れてはいけない。その長蛇の列に並ぼうとするも、キャンプサイト入り口でもチケットをリストバンドに交換できるという。ならばキャンプサイトまで歩いて行くかという考えになった。チケットは日本からプリントアウトしてきたもので、丁寧にキャンプサイトの位置まで書いてある。

どれどれ、僕はキャンプサイトBだ。

ACDBの順で並んでいて僕のBが一番遠く、地図上で見てもかなり離れていてバスも出ているという。なんだバスがあるなら最初に言ってくれよと安堵な気持ちになるも、バス停前はバーゲンセールのような状態になっていた。僕の周りにも何人かBのチケットを持っている人がいて、こりゃだめだなと言わんばかりに徒歩を決意していたようだ。僕も同じく徒歩を決意した。




歩いても歩いてもCにさえ辿り着かない。一体どうなってるんだ、30分くらい歩いただろうか、やっとCが見えてきた。BはCを超えた先にある。キャンプサイトCの大きさに愕然としながら歩き続ける。バックパックに壊れたカメラ、1Lの水。今すぐすべて捨ててどこかで寝っ転がりたかった。重い、暑い、肩も痛い。心が折れてしまいそうだった。何で僕は一人でこんな事してるんだろう、そんな事まで考えてしまった。


 しばらくすると、ついにBが見えてきた、うれしいというよりもほっとした方が強かった。しかし、すぐまた長い列が。

長い列に並んでいると、放送が流れてきた。フランス語とオランダ語で意味が分からない。周りの客は「オイ!」と落胆と怒りが混ざったリアクションだ。一体何が起きたのか、近くの係員に英語で訪ねると、驚愕の事実が。

「このキャンプサイトは一杯になってしまいました。そのチケットでAに行ってください、バスはここから出てますので」


えええ?


また戻れというのかこいつは。そりゃ無いよと言ってしまった。しかしAはゲートのすぐ目の前で実は会場とのアクセスがすごくいいのだ。まあ棚から牡丹餅だと思うか。そしてすぐにバス停へ行くと。。。



衝撃的な光景だった。



数百人の人が押し合い圧し合い、わずかなバスの隙間へ我先にと争奪戦になっている。しかも並んでいるならまだしも、来るバスを取り囲みバスに対して半円になるように並んでいた。ここまで来てもう歩いては戻りたくない。ここに並ぶしかない。そう決意したのち圧死しそうなくらい押され体力も限界に近づこうとしていた。東洋人や黒人が一切いないせいかアウェー感がすごい。どこかで小競り合いがあったようだ。怒鳴り声が聞こえる。そしてバスが10台目くらいでやっと中に入れた。

さすがに疲れすぐに眠っていまいそうだった。バスはなぜか遠回りをして20分くらいかけ会場前に着いた。やっとキャンプサイトに入れる、誰もがそう思ったに違いない、しかし修羅場はここからだった。

またしてもBからあふれてきた人たちでAの前には数百人の人間が待っている。しかし、20分、30分経っても何も変化が無い。その間Aのチケットを元々持っていた人はすらすら入って行く、横目で我々は指をくわえていた。そして、待ちきれない上半身裸の若者が缶やペットボトルを投げ始める。指笛ブーイングも一斉に始まった。ヤバいなと思った、次の瞬間。関係者がおそらく

「待ちなさい、暴れると中に入れさせないぞ」

という感じの事をおそらく言った。さらに10分くらいたったであろうか、若者たちの一部が興奮し発煙筒を何処からか持ってきて点火してしまった。缶やペットボトルやゴミも投げられる。ついにこれはまずい、なんかのデモに参加しているのではないか、だとしたらなんのデモだろう。まあそんなことはどうでもいい、とにかくヘタしたら怪我するかもしれない。だが若者たちは近くにいる馬に乗った警察官によって取り押さえられ、その場が収拾された。その直後にようやく奥の方に案内され、最寄りの駅に着いてから実に4時間後にテントが建てられたのだった。




もう寝て明日帰ろうかな。
う思ってしまったのも過言ではない。




つづく

タリス、タリーズカフェ


 

 久々の料理に感動し、満足げに部屋に戻るとオランダ人の親子と老婆そして青年がいた。
それぞれ、黙々と本を読んだりする中、青年がこどもとチェスを初めて盛り上げっているのだが、残念ながら僕はできないので傍聴するのみだった。老婆は常に分厚い本を読んでおり、たまにどこかへと行っては戻ってくる。トイレが近いのだろうか、その後特に会話もなく時間だけが過ぎて行った。外は暗くなり洗面台へ行き、歯を磨き外の景色を見る。列車は今までに比べ揺れも少なくよくできていた。ポズナンをすぎるとドイツはもうすぐだ、寝ている間にベルリンは通り過ぎるだろう。ふと、車両のつなぎ目を見ると、なんと同室の老婆がタバコを吸っていた。よく部屋から出て行くと思ったら、タバコを吸っていたなんて。トイレが近いのを心配した僕が馬鹿だった。

 ケルンには朝6:20くらいに着くのだが、起きれるか心配だった。だが幸運にも5時半に目が覚め、準備をするも列車が遅れている事を知る。20分遅れで次のケルンでタリスに乗り換えるのだが1分くらいしか乗り換え時間がない。焦ってもしょうがない。

しばらくしてケルンに20分遅れで着く。いい街の景色なのだがホームと階段で走る。タリスにギリギリ乗車した。中はしゃれたカフェのようなデザインで、色は奇抜なピンクや赤紫が主体となっている。しかも乗り心地もいい。TGVのようなルックスでヨーロッパらしい重厚なデザイン。ブリュッセルまでの2時間は快適だった。












 ブリュッセルに着いたが、先ずしなくてはならない事があった。今日の宿はまだ決まっていない。これからプッケルポップというフェスに行くのだが、テントはかさばるので持ってきていない。しかし、会場はブリュッセルから鉄道で約1時間半。困ったなあ。

結局モールを探し、テントを買う事にした。地下鉄に乗り、6駅くらいで降りたころにモールがあった。
テントを探すのは容易かった。目の前に大きなスポーツショップがあったからだ。テントは激安の物で€25(約2400円)が最安でそれに決めた、最近主流のかさ張るがワンタッチのテントだ。



それを手にして、いざプッケルポップの会場へと向かう事にした。駅で列車のチケットを買い、すぐに列車に飛び乗り約1時間半、ブリュッセル郊外のハッセルトの隣り駅、キーウィットに着いた。周りはバックパックやテントなど大きな荷物を持った人間でいっぱいだ、みんなプッケルポップへ行くのだろう。会場は駅から徒歩5分くらいなのだ。


このプッケルポップ、体力的にも精神的にも大きなダメージを受けるとはこの時は知る由もなかった。



じゃあ今日はこの辺で。