朝9時前、僕ら以外はほとんどビジネス客の乗ったオスロからの飛行機はたった1時間でストックホルム・アーランダ空港に着いた。それほど寒くはない。
朝食がてらにcrayfish(ザリガニ)のサンドウィッチを食べた。
北欧の空港は本当に奇麗でデザインも良い、早速市内へ向かうためアーランダエクスプレスに乗った。スピードメーターもついてて、静かで清潔感のある電車だった。
ストックホルム市内に着いたものの、朝早起きだった為に睡魔が襲う。だが、市内を観光したかったので街に出た。
もう街中H&Mだらけ、こんなに間隔狭くて大丈夫なの?と思うほどH&Mが多かった。さすが本拠地だけはある。ストックホルムフィルムフェスティバルというのがやっていたみたいだったが、スウェーデン語だったらどうしようと思い断念した。我々は近代美術館に行く事にした。
かの有名なマルセル・デュシャンの"泉"
そう、そして僕らは現在日本でも大ブームのスウェーデン発祥の本場のIKEAに足を運んだ。大してかわらないだろうと思いきや、日本とは大分違う構造になっており、さらに家電もありで、家のことなら何でも屋さんと化していた。
やはりIKEAといえばレストランだろう。スウェーデン語のメニューに戸惑ったが、難なく注文することができた。残念なのは日本のIKEAではワインもあり、ちょっとした飲み会ができるのだがビールしかなく、仕方なくビールを2杯飲んだ。
ストックホルムは1日の滞在であったが、非常に楽しめた。アイスランドは大都市がないため、このような都市が久々だったからだ。我々は港へ移動し大型船でフィンランドを経由しエストニアのタリンへ行く船に乗り込んだ。
こんな大きな船は初めてかも知れないと思う、レストランがいくつもあり、バーもあり、ディスコなんてのもある。デッキの外に出れば潮風にあたることもできたが夜の暗闇の海はただただ恐怖を抱くのみだった。
船上のレストランでやや高かったが食事をし、部屋に戻った。我々の部屋は安い部屋なので窓がない、激しい揺れがたまにくるときは景色も見れないので、船酔いしそうになった。
朝目が覚めると、もうタリンに着いていた。エストニア。
旧ソ連のバルト三国に初めて上陸した。
暗い町並み、ほこりっぽい灰色の道路、無機質な建物。
ああ、ここは共産主義だったんだな。